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2014.04.06

2014年 菓子杯GL B組 第2節

相変わらず更新が遅くなってしまったけれども、試合は3-3のドロー。

0-2からひっくり返すゲームなんてここ何年か観たことがあっただろうか。しかも、メンバーの中心は若手。前半はあまり良くなかったが、後半はメンバーを考えると本当に素晴らしい出来だった。というか、これまではそういうポテンシャルがあるのに、しなかった、試さなかっただけなのかもしれないけれども、後半早々にまずキャプテンが反撃の狼煙を上げ、若手が素晴らしいプレーを見せて同点、そして、更に若手が作り出したチャンスをベテランが押し込み逆転なんて…。勝たせてあげたかった、逃げ切って欲しかった試合だった。

そんなわけで、素晴らしい試合だったけれども、それだけに名古屋側に対する残念なジャッジが目立ったので、久々に負け惜しみ気味の審判批判。負けてはいないけれども。

この試合の笛を吹いたのは初めて見る榎本という29歳。その年齢だけでも、何か間違ったジャッジがあったら、それに対する老獪な選手をコントロールできるのか、と心配したのだが、どうやらJ1の試合の主審をするのが初めてだったらしい。ナビスコカップは若手選手の登竜門でもあるけれども、若手レフェリーの登竜門でもあるらしい。

まずは、2失点目のシーン。あのプレーの元となったコーナーキックはコーナーキックではなくゴールキックだろう。そして、そのコーナーキックからの田中達也のシュート。あれは小川に対するファールだ。異様にトークが暗かった解説の人は、小川が先にボールに触れていたらファールだったというようなことを言っていたが、それは違うと思う。

小川はコーナーキック前から田中達也に密着していたから、田中は後ろに小川がいることを認識しているはずで、あのルーズボールに対して小川がヘディングでクリアに来ることも十分に予測できたはず。にもかかわらず、ジャンピングボレーをしたらそれはボールに先に触れるか触れないかは関係なくファールとすべき。

そして、そのあとの指示も残念だった2つめ。田中達也のキックで負傷した小川が治療を終えてプレーをしようとしたら、外へ出ろと。通常のプレーの流れの中なら、治療のためにスタッフを入れた小川を外に出すのは正しいと思うが、主審は相手に得点を認めたわけだから、その後はセンターサークルからのキックオフ。そこで、プレーが切れていて、小川がそのリスタート時にピッチ内にいることが、相手の不利益になるわけでもないわけだから、なぜわざわざ小川を外へ出す必要があるのか。

最後は小川に対する2枚目のカード。確かに肘が当っているが、意図的ではない。意図的でなくてもカードを出すことがあるのは分かっているが、カードが出たのを見た相手選手はその後痛がりもせず、トコトコと歩き出している。メディカルスタッフが入ったわけでもない。そこを見極めねばならないのに、単に肘が当って当った相手が痛がった、ということだけで笛を吹いてしまった。そして、2枚目をもらった小川は退場、数的不利になった名古屋は押し込まれて最後に同点弾を喰らって引き分け。結局試合結果をにジャッジが絡んで待った、ということになる。

彼のジャッジのおかげで0-2をひっくり返すところを見ることが出来たけれども、その彼のおかげで今度は同点に追い付かれるのも見ることになってしまった。

が、まぁ、これもまたサッカーの一部。今後彼が適切・的確なジャッジをしてくれるようになってくれればそれでいい。

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